公開日:7/21/2020  更新日:3/26/2022

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Windows10にVirtualBoxでcentos8環境を構築 & ホストOSからゲストOSにSSH接続

VirtualBoxのインストール

こちらのミラーサイトからVirtualBoxの実行ファイルをダウンロード,ダウンロードしたインストーラからVirtualBoxをインストールします。
https://www.download3k.com/Install-VirtualBox.html
私の場合は VirtualBox-6.1.12-139181-Win.exe をダウンロードしました。

VirtualBoxのインストール

Centos8の光学ドライブをダウンロード

CentOS-8.2.2004-x86_64-dvd1.iso をダウンロードします。
https://ftp.riken.jp/Linux/centos/8.2.2004/isos/x86_64/

VirtualBoxの環境設定

Oracle VM VirtualBox マネージャーを開きます。

環境設定

  • 環境設定のネットワークにNATを追加
    ネットワーク名:NatNetwork
    ネットワークCIDOR:10.0.2.0/24 (環境次第)
    ネットワークオプション  DHCPのサポート:ON   PV6サポート:OFF

ネットワークにNATを追加

仮想マシンの作成

新規ボタンでCenOS8 の仮想マシンを作成します。
以下は私の設定例です

設定項目 設定内容
名前 CentOS8
マシンフォルダ C:/virtualBox VMs
タイプ Linux
バージョン Red Hat (64bit)
メモリサイズ 1024 MB
ハードディスク 仮想ハードディスクを作成する
ハードディスクのファイルタイプ VDI
物理ハードディスクにあるストレージ 可変サイズ
ファイルの場所 C:/VirtualBox VMs/CentOS8.vdi
ファイルのサイズ 8GB

仮想マシンの設定

作成した仮想マシンを選択して設定を開きます。

  • システム - プロセッサ:プロセッサー数を2に設定 (デファルトは1)
  • ストレージ - コントローラIDE:光学ドライブの追加
    ダウンロードしてきたCentOS-8.2.2004-x86_64-dvd1.isoを設定

光学ドライブの追加

  • ネットワーク - ネットワークアダプタ1
    ネットワークアダプタを有効化:チェック
    割り当て:NAT
    高度 - ポートフォア―ディング追加
    名前:Rule1
    プロトコル:TCP
    ホストポート:2222
    ゲストポート:22
    ネットワークアダプタ

  • ネットワーク - ネットワークアダプタ2
    ネットワークアダプタを有効化:チェック
    割り当て:ホストオンリーアダプタ

仮想マシンへのインストール

仮想マシンを起動すると、CentOS-8.2.2004-x86_64-dvd1.isoのインストールが始まります。
メニューからインストール「Install CentOS Linux 8.0.1905」を選択
インストール時に使用する言語を選択 「日本語」を選択

仮想マシンへのインストール

↑ インストール概要の右端が見切れてしまいますが,バグなので気にしないでください!

  • キーボードの設定
    使用するキーボードの配置を選択
  • 時刻と日付(T)
    アジア/東京 を選択
  • インストールソースの設定
    自動検出したインストールメディア:ON
    追加のリポジトリ―:AppStream:ON
  • ソフトウェアの選択
    デフォルトの サーバー(GUI使用) を設定
    GUIを使用しない場合「最小構成のインストール」を選択
  • インストール先の設定
    少し見切れてますが,画面の右上に存在するボタンを押下します。
    ローカルの標準ディスクを選択,チェックマークが付いて下に 「ディスクが選択されていません。~」 のメッセージが消えたら完了です。
    警告が出た場合,領域の再利用を押して進めます。

領域の再使用

  • ネットワーク名とホスト名の選択
    ホスト名に CENTOS8 を設定 Ethenet(enp0s3)(enp0s8)を両方タブ切替でONに設定 (見切れている場合はTabボタンで無理やりハイライト選択)
    設定ボタンを押下 (見切れている場合はTabボタンで無理やりハイライト選択)
    IPv4設定:自動(DHCP)
    IPv6設定:無視する ←使用する場合,適宜設定して下さい。

上記全ての設定完了後に「インストールの開始」を押下
rootパスワードを設定 (忘れないようにメモに控える)
ユーザを設定 (任意)

インストール完了後、再起動ボタンを押下
見切れている場合は Tabボタンで無理やりハイライト選択 or ×ボタン押下 > シャットダウンシグナル送信

注意:Oracle VM VirtualBox マネージャーの設定>ストレージ>仮想ドライブから除去 をして下さい。
上記を実施しないと,インストールが繰り返されてしまいます。

初期セットアップ

CentOSを起動して,案内に従い初期セットアップを実施して下さい。以上でCentOS8の導入完了です。

初期セットアップ

ホストOSからゲストOSにSSH接続

teraterm から接続

  • ホスト:localhost 2222
  • ユーザ:root or 作成したユーザー
  • パスフレーズ:設定したパスワード

WinSCP から接続

  • ホスト名:localhost
  • ポート番号:2222
  • ユーザ:root or 作成したユーザー
  • パスワード:設定したパスワード

繋がらない場合

nmcli d

上記コマンドで enp0s3, enp0s8 が起動しているかCentOSのターミナルから確認して下さい。

nmcli connection up enp0s3

起動していなければ上記コマンドで起動。
それでも繋がらなければ, 仮想マシンのネットワークアダプタ, CentOSのネットワーク設定を再確認。

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